霜降り明星

粗品TVのループ番組、元ネタやツイッターの反応は?[ネタバレ]

粗品TVのループ番組、ツイッターの反応は?[ネタバレ]

R-1優勝記念の霜降り明星粗品さん完全プロデュースの特番『霜降り明星・粗品が今一番やりたい企画TV』7月14日深夜0時30分放送。

この特番のネタバレありの感想や、ツイッターの反応を紹介したいと思います。

番組の構成は、とても一言では説明できないのですが、霜降り明星のツッコミの粗品さんが、50音の頭文字を使ったツッコミ辞典をつくる、ということで、女子アナさんと街ブラロケをしながら、色々なツッコミをしていく、というもの。

しかし、一見するとドキュメンタリーや情報番組っぽい入りなのですが、すぐにその世界が現実ではなくフィクションであり、夢のような世界であることが判明します。

大阪の商店街のお店を巡りながら、そのお店や店員さんにひとつひとつツッコミを入れていくのですが、整骨院で施術を受け、タオルを顔に被せられた瞬間「ループ」します。


なかなかループの世界から抜け出せず、同じシーンが繰り返され、一瞬「放送事故か」とさえ思わせる不思議な世界。しかし、途中で粗品さんが、「ループしている?」と気づきます。

街の人々は同じ言動をするループの世界で、毎回毎回違うツッコミを行う粗品さん。

実は、その頭文字を順々に繋げていくと、ある暗号が浮かび上がり、その指示に従っていきつつループ世界を通して50音をコンプリートするとループ世界から抜け出せる、という仕組みに。

ループが苦手なひと(相方のせいやさんはループものが駄目で、頭がおかしくなりそうになるそうです)は、ちょっと具合が悪くなったかもしれません。

以下は、ツイッターの反応を参考にしながら粗品TVで繰り広げられた小ネタも存分に詰まった粗品ワールドを解説したいと思います。

ツイッターの反応と解説

50音を完成させる粗品さんのツッコミを順番に並べると浮かび上がってくるメッセージがこちらです。

さいしょからそこあるきなおせ
にゅうねんにみきわめてぬけろ
むりやりすべてのもじをつかえ
ぷちぼけはひぼんにたとえまくれ

4回のループの世界で、この頭文字の順で突っ込んでいました。

粗品さんは天才的なアイディア力を持っていますが、カピパラのことは知りません。最近ラジオでせいやさんにいじられまくっています。

それでは、なぜこんな不思議な番組をつくったのでしょうか。そこには、粗品さん自身のお笑いの道を歩んできた人生の経験も込めた、一つの深い意味が込められていました。

粗品さんは、高校生の頃にRー1に出場し、アマチュアで準決勝まで行けたものの、そこから毎年のように準決勝敗退。延々と同じことを繰り返し、自分自身ループしているような感覚にはまり込んでいたそうです。

なんとかこのループの世界から抜け出し、優勝という「次」のステージに行きたい、という思いを胸に見事R-1で優勝。そのループから抜け出した、ということを、原因となっていたR-1の優勝特番で演出したのです。


元ネタは『涼宮ハルヒの憂鬱』のエンドレスエイト

粗品TVの手法には、元ネタとも呼ぶべき作品がありました。粗品さんは、大のアニメ好きで、特に好きな作品の一つに『涼宮ハルヒの憂鬱』があります。

そのハルヒのスピンオフに「エンドレスエイト」という短編ストーリーがあり、以前にも粗品さんは「エンドレスエイト」の話はしています。

この「エンドレスエイト」のアニメでは、8週に渡ってほとんど同じストーリーが繰り返される、という実験的手法で賛否両論。

タイトル通り「8週連続で、ほぼ同じ話を放送する」という前代未聞の実験的な手法を敢行し賛否を巻き起こした。2期の新作は14話なので半数以上がこのエンドレスエイトである。

放送当時はいつ終わるかも不明であり、ファンは2ヶ月間ほぼ同じストーリーを視聴し続けることとなった。

まさに生き地獄。

出典 : ピクシブ百科事典「エンドレスエイト」

この世界観を参考に、今回の粗品TVも構成されたようです。

先行作品から手法を真似る「オマージュ」というのはよくありますが、この手法を自分の人生と絡めながらバラエティで笑いを交えて行う、ということに粗品さんの凄さがあります。

徹底したことに感動。

ループにまつわる小ネタも思いっきりたくさん詰まっています。

共演した谷元アナウンサーが番組前に更新したブログは、縦読みするとなんと「ながいくりかえし」に。また放送中のツイッターでも同じセリフを繰り返します。

また、ナレーションは「最上もが」さん。もともと粗品さんが最上もがさんの大ファンだったこともあるのですが、「も→が→み→も→が」という名前も、もしかしたら?

最上もがさんでなければいけない「理由」があったのでしょう。

他にも、音楽教室で演奏されるピアノの曲(ドビュッシーの『小さな黒人』)も、ギターの曲(『猫踏んじゃった』)も、ループする曲。

挙句、ロケ地となっている大阪の桃谷中央商店街も、「もも」という徹底したこだわり。

さらに、幼い頃からピアノを習っていたという粗品さんならではの表現として、この粗品TVで使われるBGMは粗品さんが作曲したとのこと。

多才ぶりをいかんなく発揮。

もう一つ、個人的に「巧み」だなあ、と思ったのは、番組直前に粗品さんが行なったツイートです。

ツイッターで、ハッシュタグ「#粗品tv」をつけてボケると、粗品さんが直接ツッコミのリプをする、と言い、実際、ガンガン突っ込んでいました。

こうすることでみんなが「#粗品tv」とつけてツイートし、結果ツイッターのトレンドに掲載。今話題になっているキーワードに「#粗品tv」が挙がり、ツッコミ一本で番組宣伝も行なったことになります。

抜群のプロデュース能力を発揮。

最近はテレビが守りに入っているなかで、テレビが誕生した当初の「テレビ」という新しいおもちゃで遊ぼうというエネルギーに溢れていたときのことを彷彿とさせるようで面白かったです。

YouTubeもある、Twitterもある、色々な媒体で連動させて遊んじゃおう、という若いひとならではの発想かもしれません。

まだまだできることはたくさんあるんだと思わせてくれる素敵な番組でした。

ちなみに番組は、Tverで期間限定見逃し配信を行なっています。

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