霜降り明星、酒袋の意味と由来
霜降り明星のラジオを聴いていると耳にする言葉の一つに「酒袋」があります。
読み方は「さけぶくろ」で、一般的な日本語にはない、完全なる造語です。
酒袋の意味は、「酒をたくさん飲むひと」のことで、せいやさんがよく「酒袋」として形容されます。
生みの親は、霜降り明星のマネージャーさんのようです。
酒袋(さけぶくろ)
霜降り明星のマネージャーさんが発案した言葉。 たぶん大量に酒を飲む人のこと。
酒袋の由来について、せいやさん自身が、「人類は酒袋。人は酒を飲むために袋として産まれてきたにすぎない」と語っていることから、酒袋とは、「酒を飲む袋としての人間」という意味が含まれているようです。
このせいやさんのお酒の哲学は、霜降り明星のYouTubeチャンネル『しもふりチューブ』で、粗品さんとバーでお酒を飲みながら語り合っている回で存分に語られています。
人類は皆酒袋です。酒を飲まないひとも、酒を飲まない酒袋だし、M-1グランプリも酒袋です。
酒袋はしょせん酒袋なので、同じ酒袋に酒を飲むよう強要するといった、しょうもないこともしませんし、酒袋が酒袋に腹を立てることもありません、とのこと。
酒袋としての悟りの境地です。
そう言えば、この表現、どこかで見覚えがあるな、と思ったら、「野口体操」の創始者で東京芸大の教授でもあった野口三千三さんが、まさに同じような表現をしていたのを思い出します。
生きている人間のからだ、それは皮膚という生きた袋の中に、液体的なものがいっぱい入っていて、その中に骨も内臓も浮かんでいるのだ。
出典 : 野口三十三『原初生命体としての人間』
もしかしたら、せいやさんの酒袋哲学は、相当深いものなのかもしれません。