オードリー若林とひまわりの種
先週の『オードリーのオールナイトニッポン』で、最近若林さんが植物を育てようと思い、プランターとひまわりの種を購入した、という話をしていたのですが、このひまわりの話がとても素敵だったので紹介したいと思います。
ちょっと前から、キャンプ用のテーブルを買ってベランダで食事をとったり紅茶を楽しんでいる若林さん。
その流れで、ベランダをもうちょっと華やかにしたいと考えた若林さんは、プランターを買ってひまわりの種を植えたそうです。
60cm幅くらいのプランターと、8ℓの土とスコップを購入し、花屋にはひまわりの種が置いてなかったので、ジョウロを買うために寄った100均でミニひまわりの種を購入。
夜、プランターに土を入れ、種を植えます。
それから数日が経ち、予定とされる5日が経っても芽が出てこないと若林さんは、ベランダで土のなかの種に向かって「もういいぞ〜、出てきても。恥ずかしがってんのか〜」と優しい声で話しかけていたと言います。
すると、翌日、朝起きたら、三つのうちの両側の二つの場所から、可愛い芽が生えていたそうです。
真ん中だけ生えていなかったものの、2日後には、無事真ん中も遅ればせながら生えます。
説明書にある通り、一つの穴に二粒から三粒の種を入れたのですが、一方で、その幅のサイズのプランターだと、二本から三本のひまわりしか育てられないという話で、今七粒の種から芽が出ている若林さんは、オーディションを迫られることに。
基準としては、葉っぱの活きがよく、力強い芽を残し、成長の遅い芽は剪定しなさい、と。
しかし、それは「無理だなぁ」と若林さん。「ああ、こんな辛い思いをするくらいなら、一つの穴に三粒の種を入れ、全部が咲かないほうがまだよかったよ!」
春日さんは、割と冷静に、養分を集中させるために、泣く泣く三つに絞るんでしょ、と説得するも、それは選ばれてきた側の意見だ、と若林さんは主張します。
「お前は剪定されずに伸びっていったやつで、俺は何度もはさみを入れられてきたんだ。」
そして、一つの疑問が若林さんの頭に浮かびます。
そもそも早くに芽が出たものが、立派に咲くとは限らないのではないか。そして、これをテレビの世界で喩えます。
早くにテレビの世界に出たからと言って、長く花開いているだろうか、と。「早く出た芽を伸ばすという栽培方法だったら、オードリーは真っ先にはさみを入れられてるぞ。」
むしろ、じっくり地中で養分を蓄え、色々と挫折を繰り返しながら、他より少しくらい遅くても、ようやく芽を出したほうが、力強く咲き続けるのではないか、と。
スピードじゃないぞ、とまだ芽が出る前の種に話しかけていたという若林さん。早く芽が出て、早く成長すれば、それが植物にとってよいとは限らないんだぞ、地下でもまれ、色々な耐性ができたほうが、芽が出てから伸びるかもしれないからな、と。
なるほど、と考えさせられる、若林さんのひまわりの種に関するお話でした。
ちなみに、遅ければいいというものでもないので、できることなら、どの芽を剪定するか、まずは「一人五分のフリートークが聞きたい」という若林さんに、「どういうことよ」とツッコミを入れる春日さん。「まあ、理屈はわかるけどね」
若林さんは、この夏、ひまわりの花と一緒に写真を撮るのが夢だそうです。