ドッキリの起源『元祖どっきりカメラ』の一企画「老犬トニー」
1970年代から、1990年代に日本テレビで放送されていたバラエティ番組のシリーズ『元祖どっきりカメラ』。
番組の前身は、1969年から放送され、宍戸錠さんと高松しげおさんが司会の『なんでもやりまショー』の一コーナー「どっきりカメラ」。
その後、リニューアルを繰り返し、『元祖どっきりカメラ』というタイトルに落ち着きます。
この『元祖どっきりカメラ』の企画として、一度だけ行われ、終わったドッキリが、1983年放送の企画「老犬トニー」です。
通りがかりのひとに、明らかに着ぐるみを着た老犬が動かなくなったと声をかける企画。
日本テレビ『千鳥vsかまいたち』
一般のおばあちゃんにも声をかけるのですが、この通り、完全な犬人間なので、おばあちゃんも笑うしかなく、ついには逃げ出す始末に。
昔の番組で、しかもたった一度で終わってしまった企画のため、その他に詳しい情報があるかネットで調べてみましたが見つかりませんでした。
ちなみに、よく「ドッキリ大成功」と言い、今でもバラエティ番組で頻繁に行われる「ドッキリカメラ」。
一体いつから行われているのでしょうか。
日本のドッキリの起源は、冒頭で紹介した『なんでもやりまショー』の企画「どっきりカメラ」と言われています。
昔は、この「老犬トニー」のようにドッキリの対象が一般人だったこともよくありましたが、最近はトラブルなどの影響から、概ね芸能人(特にお笑い芸人)が対象となっています。
また、ドッキリに慣れた芸能人に察知されることを避けるため、「逆ドッキリ(仕掛け人の側が実はドッキリに仕掛けられている)」などが行われることも増えています。
海外でもドッキリカメラはあり、その歴史は日本より古いものです。
1948年8月10日にアメリカのABCテレビで放送開始された『キャンディード・カメラ(英語版)』(Candid Camera))が起源と考えられています。