かまいたち

富永啓生とかまいたち山内

富永啓生とかまいたち山内

富永選手の特徴

バスケの日本代表で、美しいフォームと軌道、そして高確率のスリーポイントが武器の選手と言えば、富永とみなが啓生けいせい選手です。

2001年生まれで、愛知県の出身。ポジションはシュートが専門のシューティングガード。スラムダンクで言えば、三井寿のポジションです。

富永選手の身長は188cmと、バスケの世界では、必ずしも大きい方ではありません。

父親が、元バスケ日本代表で、身長が2m11cmの富永啓之さんで、母親もバスケットボールプレイヤーというバスケ一家ということもあり、幼い頃からバスケットボールに触れ合ってきた富永啓生選手。

両親共にサウスポーで、富永選手もサウスポーです。

ちなみに、よく野球だと、足の速さを活かすために一塁に近い左打ちに変える、左打者には左利き投手が有利、といった話も聞きますが、バスケでは、サウスポーが特別有利といった話はほとんど聞いたことがありません。

NBAでも歴代最高のシューターと言われるステフィン・カリーになぞらえ、「和製カリー」と称される富永選手。特に凄いのが、スリーポイントラインのさらに後方から決められる「ディープスリー」の精度です。

一般的には、スリーポイントは、スリーポイントラインのすぐ後ろくらいでシュートするものですが、富永選手の場合は、スリーポイントよりも二、三歩離れた、さらに遠い位置からシュートを決めてきます。

これが「ディープスリー」と呼ばれるもので、富永選手の強力な特徴であり武器です。

別に、スリーポイントラインよりもさらに遠くから打ったからと言って、極端な話ハーフラインくらいから決めたとしても、4点や5点になるわけではありません。

ディープスリーでも、普通のスリーポイントシュートと同じく3点です。

しかし、まさかこんな遠くからは打ってこないだろう、入らないだろう、とディフェンスも油断するので、ディープスリーも決められると、シュートチャンスも増えますし、決まったときの相手への精神的なダメージも大きいでしょう。

また、ディフェンスが外のシュートを警戒するあまり、攻撃側の近くで守ろうとするので、今度は逆にドリブルで中に入っていきやすくなることにも繋がります。

このディープスリー、遠い分だけシュートの成功確率も一挙に下がりそうなものですが、富永選手はその距離を感じさせず、相当遠くからでも同じようにバシバシ決めてきます。

【富永啓生3P集】日本×フランス【FIBAバスケットボールW杯直前強化試合】

背が小さく、スピードやロングシュートで対抗しなければ、海外の体の大きいバスケット選手たちの集まる国々とは戦えない日本代表にとって、この富永選手のスリーポイントは、チームにとっても欠かせない武器と言えるでしょう。

山内と似てると話題

その富永選手、実は、全くバスケとは関係のない件でも話題になっているのをご存知でしょうか。

それは、お笑い芸人のかまいたちの山内さんと顔が似てる、という件です。

この富永選手と山内さんが似てるという話は、SNS上でも話題になっていますし、『アメトーク』などテレビでも取り上げられています。

山内さん自身も、ボケ混じりで、富永選手に関してツイートしています。

山内は「昨日おれフィンランド戦、めちゃくちゃ頑張ったなぁ」と、富永に自身を重ねてつづった。さらに「最後の濱家へのパスがスラムダンクを彷彿させるとニュースにもなってるなぁ」と試合を振り返るニュースもリツイート。富永になりきりつつ、「全く違う」「富永選手に申し訳ない」「上手すぎる」「おめでとうございます」とハッシュタグ(#)を並べてオチをつけ、勝利を祝った。

かまいたち山内健司『おれ頑張った』自画自賛 「激似」富永啓生選手を祝福に「山内さん出てるから初めてバスケ見ました」

富永選手のちょっと昔の髪がだいぶ短い頃の写真などを見ると、あまり似ていないように見えるかもしれませんが、髪がちょっとだけ伸びて短髪くらいの動画などでは、確かに山内さんと結構似ているのではないでしょうか。

いずれにせよ、次の日本人NBA選手として期待されている富永啓生選手の活躍が今後も楽しみです。