さまぁ〜ず

さまぁ〜ず大竹「日本のお笑いは世界一」

さまぁ〜ず大竹「日本のお笑いは世界一」

さまぁ〜ずの二人とノブコブ吉村さんがゲストを呼んでお笑いについて語る『さまぁ〜ず論』。

2020年の12月21日放送回は、ゲストなしで、三人でお笑いに関するトークが繰り広げられ、その話題の一つに、「日本のお笑い(コント)は世界一か」というテーマがありました。

これは吉村さんが振った話題で、三村さんは、もし日本語を世界のひとが理解してくれるなら、世界でもすごいトップレベルだと思う、と発言。

大竹さんは、その三村さんのコメントに被せるように、「世界一でしょ、もちろん」と断言。

文化の違いや生き様など、各国で違いはあっても、お笑いのレベルとしては世界一だという大竹さんに、吉村さんも同調。

吉村さんは、「芸人は、みんな日本のお笑いが世界一だと、思ってると思うですよ、たぶん」とコメント。しかし、世界でなんの実績もないんですよね、と。

自粛期間中、色々観ていると、韓国の映画や音楽も凄い日本に入ってきているが、お笑いだけは入ってこない、と吉村さん。

お笑いが一番文化が出てしまうので、海外に合わせにいけば大したことができないし、国境の壁を越えるのは難しい、というような話に。

それでも、大竹さんは強い口調で、「圧倒的に日本のコントは世界一だと思うよ、笑いにこだわってる国がそんなにないよ、たぶん」。

確かに、M-1グランプリやキングオブコントで人生を賭けて多くの芸人たちが勝利を目指していることもそうですし、ボケとツッコミという独自の文化を築いていることも大きいでしょう。

また、関西人や関西弁は面白い、というのも、地域や方言が「面白さ」と結びつくのは、だいぶ独特な文化だと思います。

その繊細さが、空気を読め、といった逆側の窮屈さに向かってしまうこともありますが、日本のお笑いや話術は、相当こだわり抜かれた繊細な芸なのではないでしょうか。

吉村さんが、さまぁ〜ずに、「一回世界で勝負してくださいよ」と言うと、「俺たちはまだ日本も制していないから」と大竹さん。

三村さんが、「(世界進出は)東京03にやってもらおう」と提案。

吉村さんは、自身はネタが弱いからできないものの、アジアを軸に、2021年くらいから世界に日本のお笑いを、というのをやっていきたい、と夢を語っていました。

ちなみに、オーストラリア人のお笑い芸人チャド・マレーンさんも、日本のお笑いが世界最強だと語っています。

チャドさんは、オーストラリア生まれで、15歳のときに日本のお笑いと出会い、「海外のコメディアンよりずっと面白い」「日本で売れたら世界制覇できる」と思い立ち、18歳で単身来日。

吉本のお笑い養成所(NSC)に入所し、ぼんちおさむに弟子入りします。

その後、日本のお笑いコンテンツの英訳なども行なったことから、日本のお笑いの海外輸出に関し、考えるようになったそうです。

僕は日本のお笑いを海外に輸出することについてつねづね考えてきました。コンテンツとして考えた場合、日本のお笑いは世界制覇するほどのポテンシャルがたっぷりあると思ってます――僕自身のことはさておきながら。

出典 : 「日本のお笑い」が世界最強である3つの理由」|東洋経済ONLINE

チャドさんが、日本のお笑いが世界制覇できると考える理由として、ブラジルにおけるサッカーのように圧倒的な数の多さや、空気を読む技術、政治風刺や宗教という手っ取り早く笑いがとれるテーマを外していること、ツッコミの存在などを挙げています(参照 : 「日本のお笑い」が世界最強である3つの理由 外国人芸人がその魅力を分析)。

よくガラパゴスなどと言われますが、変にグローバルスタンダードに合わせようとせず、どんどん独自のお笑い文化を深めていけばいい(広めることは別の人たちが担当するとして)のかもしれません。