ヒムケン先生出演“ケブくん”とは
平成最後、2019年4月26日放送の深夜ラジオ『三四郎のオールナイトニッポン』で、放送冒頭に、小宮さんに向け、「平成を振り返りますか」と振る相田さん。
小宮さんは、「平成のバラエティ史で言えば、印象的なのは、『ヒムケン先生』の“ケブくん”」とコメント。
ヒムケン先生とは、2016年から2017年にかけてTBSで月曜深夜に放送されていたバラエティ番組、『万年B組ヒムケン先生』のことです。
構成は、高須光聖さんで、出演はバナナマン日村さん、バイきんぐ小峠さん、そして三四郎の小宮さんの三人。
番組内容はタイトル通り、イケてるA組ではなく、万年B組の冴えない若者にスポットライトを当てる番組です。
小宮さんの言う『ヒムケン先生』の“ケブくん”とは、その番組で取り上げた、プロ野球志望の18、9歳くらいの年齢の青年のこと。
ケブくんは、高校に行かず、自分でつくったバットとボールで一人で練習をしている若者。アルバイトは鰻屋で、昼の三時くらいから夜まで働いています。
ユニフォームも、Tシャツに色を付けて巨人のユニフォームに見立てた自作。帽子は蛍光ペンで、ダイエーの帽子に。バットはカラーバット。ボールはティッシュを水で濡らして固めたものをガムテープでぐるぐる巻きにしています。
そして、自分で木などに自作のボールをぶつけて跳ね返ったものを打ってバッティング練習をします。
ケブくんは、プロ野球選手を目指しているので、毎年ドラフト会議をドキドキしながら見守り、「何巡目だ、何巡目だ」と期待しながら眺めているそうです。
ちなみに、右も左も打てるスイッチヒッター。
ケブくんは、メイドさんのちむさんが大好きで、練習をサボってメイド喫茶に行くほどだそうです。
正直、最初は怖かった、と小宮さん。
なぜ自作のバットやボールで練習をしているのでしょうか。鰻屋で働いているのでお金がないわけではありません。
どうやら、ケブくんはそのお金を全部、「メイド喫茶」に使ってしまうそうです(ちむさんの指名料などもかかります)。
最後は、日村さんに本物のバットとボールをプレゼントされたということで、現在も、ケブくんはどこかでプロ野球選手を目指して練習に汗を流しているのでしょうか。
これが、小宮さんが平成バラエティ史に残る思い出とのこと。相田さんも、「そりゃそうだ、こう聞いたらそうだったわ(笑)」
番組内では、リスナーからも続々とケブくん伝説が届いていました。