お笑い雑学

ザブングルの解散理由

ザブングルの解散理由

ザブングルは、1999年に結成された、ツッコミ担当の松尾さん(1977年生まれ)と、ボケ担当の加藤さん(1974年生まれ)のお笑いコンビです。

メガネ(伊達メガネ)姿で「運動神経悪い芸人」としても知られる松尾さんと、「悔しいです!」や「カッチカチやぞ!」といったフレーズが印象的な持ちギャグのある加藤さん。

漫才では、2007年にM-1グランプリ決勝(6位)、コントでは、キングオブコントで準決勝進出を果たしています。

闇営業問題が2019年に起こり、所属事務所のワタナベエンターテインメントはザブングルを謹慎処分にし、ボランティア活動を行なったあと、芸能活動に復帰します。

そのザブングルが、2021年3月末をもって解散。加藤さんはピン芸人として活動を続け、松尾さんは芸能界を引退し、企画や制作といった裏方に回るなど別の仕事を模索。

ザブングル 解散画像 : お笑いコンビ「ザブングル」が3月末で解散|ANNNEWS

解散は、松尾さんから言い出し、加藤さんも特に止めることはなかったそうです。

ザブングルの解散理由について、もともとお笑いとしてこのまま続けていくことに不安があったときに、闇営業問題や新型コロナによる仕事の激減もあり、引退を考えるようになったと語っています。

松尾「40歳を過ぎて、漠然とこのままお笑いを続けていけるのかな……と思っていたところ、闇営業が発覚して。それでお笑いで食べていくのは無理かなと引退を考えるようになりました。自粛期間中、時間がたっぷりあったこともあり、相方と話し合ったところ、特に止められることもなかったので」

松尾「闇営業騒動が起きて、もう僕らで笑ってもらえないんじゃないかなと、人前に出るのが怖くなってしまったんです。そんなときに介護施設でいろんな方と触れ合ったことで、世の中には人から求められている仕事がたくさんあるんだなと実感して。それでお笑い以外の仕事をより考えるようになりました。

松尾「新型コロナの影響は大きかったですね」

出典 : ザブングルが3月末に「コンビ解散」松尾は芸能界引退、加藤はピン芸人へ

このままお笑いを続けていけるのだろうか、と悩んでいるときに、闇営業問題があり、人前に立つのが怖くなったこと、そして、新型コロナで仕事が激減したこともあり、松尾さんは引退と解散を決意。

加藤さん曰く、ザブングルは謹慎で収入が半分になり、新型コロナでさらに半分になったそうです。

そのため加藤さんも、自粛期間中に消防設備士の資格を取得し、その仕事も始めたとのこと。

松尾さんが、解散や引退の考えがあったんだろうな、というのは、加藤さんも空気で察知していたことから、言葉にして告げられた際には驚いたものの、心の準備はできていたそうです。

非常に円満で相互に理解しあった上での解散となる模様のザブングル。

解散後加藤さんはピン芸人として活動を続けますが、二人の名前であるザブングルを芸名で残すことはなく、本名の加藤歩として活動。

俳優などの可能性も探っていきたいと言います。