ジャングルポケット

ジャンポケおたけ作のネタ「ちゃんとせいや」

ジャングルポケットのなかで「ポンコツ担当」と言われたおたけが『ゴッドタン』で見せた逆襲。それが、「ちゃんとせいや(“セイヤ”)」。気づくと、“セイヤ”はジャンポケだけにとどまらず、トリオ愛の象徴に。

ジャンポケおたけ作のネタ「ちゃんとせいや」

テレビ東京『ゴッドタン』の企画「トリオ愛 確かめ選手権」に登場したジャングルポケットの三人。

特にジャンポケで問題児とされるのが、「ポンコツ」担当のおたけ。

 

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ジャングルポケット解散の危機のたびに原因となるのがこのおたけで、遅刻したりスタッフに態度が悪かったりと酷いありさま。

結果、おたけはジャンポケの一員というより「研究生」の扱いに。

これは、不協和音になりつつあるジャンポケのトリオ愛を取り戻すべく、普段ネタを書かず邪魔者扱いのおたけが書いたネタをジャンポケの三人が真剣に披露する、という企画(他に東京03では豊本さんが、パンサーでは尾形さんが書いたネタを発表)。

どうやらおたけさんは、これまでジャンポケのネタを作ってきた太田さんの笑いのセンスを面白いと思っていなかったそう。

そこでおたけさんが自分のセンス全開で作ったジャンポケのネタが、「ちゃんとせいや(通称“セイヤ”)」です。

これが普通に面白いネタで、(のちに太田さんがエゴサしてみると)ツイッターのお笑い通のあいだでも話題に。

祭りの衣装を羽織り、「せいや、せいや、せいや、せいや、ちゃんとせいや(ちゃんとせいや)」と言いながら登場するリズムネタで、武勇伝や厚切りジェイソンとだいぶ似ています。

真ん中のおたけさんが、「ちゃんとせなあかんこと」について切り、両サイドの二人と一緒に「せいや、せいや、せいや、せいや、ちゃんとせいや(ちゃんとせいや)」と念押しする。

ネタの中身自体は結構くだらないのですが、全力なので観ていて思わず笑ってしまいます。

おたけさんは、自分でネタ作りをしてみて、まず完成したときに一つの作品を作り上げた感動があったと語り、メンバーに見せる前に若手と一緒に予行演習で動画を撮影し、それからジャンポケの斉藤さんと太田さんに送ったそうです。

本気度が伝わってきます。

そして、この『ゴッドタン』での好評の結果、自信を持ったおたけさん。“セイヤ”から二ヶ月ほどして、再び“セイヤ”の新ネタを携え『ゴッドタン』に出演します。

今回は、ネタを披露することについては突然のことだったので、太田さんと斉藤さんは急遽その新ネタを覚えることに。

この短い時間のあいだに二人が一生懸命覚えてくれたことにおたけさんは感動したと言います。

新ネタの“セイヤ”は、「手術を怖がるそこの君」と「Amazonが便利なのに買い物しないそこの君」の二本。相変わらずオチの普通さと“セイヤ”のリズムが絶妙でした。

そして、この“セイヤ”がいつの間にか、お笑いトリオの絆を繋ぐきっかけ的な象徴に。

東京03も、おたけ直伝の“セイヤ”を披露。ジャンポケバージョンとはまた違った切れ味を発揮。

それにしても、今まで面白いと思っていないネタをやっていた(太田さんはショックでしょうが)おたけさんが、自分で自分の好きなことを思いっきりやって以降、輝いて仕事をしていることに、ひきこもり青年のドキュメンタリーを観ているようでした。

番組の感想